20代准看護師の転職事情

time 2017/02/24

20代准看護師の転職事情

20代准看護師の転職のメリット・デメリットは?

夢をもって入職した20代、転職を考える理由は人それぞれです。経験や知識が不十分ななかの転職は、様々な不安や葛藤があることでしょう。
今回は、転職を考えている20代の准看護師の方々へメリット・デメリットを踏まえた転職のコツをお届けします。

20代准看護師が転職を考える原因は?

まだ入職して間もない20代の准看護師が転職を考えるきっかけにはどのようなものがあるでしょうか?

職場の人間関係になじめない

准看護師は正看護師とほぼ同じような仕事をしていても認められなかったり、理不尽に感じることも多いと思います。国家資格である正看護師の方が師長などへのキャリアアップも望めたり、出来る仕事の幅も広く有利な立場で働くことが多いです。それに比べ、准看護師は昇進しづらかったり、通常業務に加えて雑務を押し付けられることもあります。
そのため、正看護師と准看護師との間で派閥ができ、仕事がやりづらかったり時には劣等感を抱くことも。そのような原因から、准看護師の方が思い悩み転職を考えるきっかけとなります。

病院では、先輩や同期、医師、病院内の職員、患者さん、患者さんのご家族などなど様々な方と接します。その中でやはり先輩看護師からのいじめにあってしまう准看護師の方も毎年います。
特に正看護師の先輩から「准看護師のくせに」というような罵声を浴びせられたり、配属された部署にもよりますが、正看護師と准看護師の中で派閥があるからこそ馴染めないというような問題が生じてしまうのです。

現在の待遇に不満がある

正看護師と准看護師でほぼ同じような仕事をしているにもかかわらず、准看護師は汚物処理、重労働の仕事を任されることが多いです。しかも給料が全然違うということがはっきり分かってしまうとやはり不満に思ってしまいますよね。そして、正看護師は各手当が手厚いですが、准看護師は正看護師ほど手厚くありません。
休日手当や夜勤手当の平均相場は1月あたり、正看護師が10,000円~20,000円ほど、准看護師が10,000円前後と、正看護師の方が高く設定されていて差別化が図られています。

仕事内容自体がきつい

皆さんもご存じのとおり、看護師の仕事は3Kだとよく言われています。
Kとは、きつい・汚い・危険の頭文字をとった、特定の労働環境を指します。

①きつい
立ちっぱなしで、ナースコールに振り回され、常に走りっぱなしの状態。
休む間もなく、仕事が舞い込んでくるわけですから、体力的にも精神的にも疲労困憊ですよね。肉体的には、病院などは夜勤があるため長時間の勤務や生活リズムがとりにくい。1人で立てない方を抱えて車椅子からベッドなど移乗するため、重労働。
もしも急病人が出た場合もその患者様の手当も医師や正看護師の指示にしたがってしなければなりません。

②汚い
汚物や吐物処理、人を介助するというのも立派な仕事です。まだ入職して間もないころは慣れないこともありますが、人を支えているという点においては自分を誇れますよね。しかし万が一、患者さんの吐瀉物でウイルス感染をしてしまったら…そんな心配がよぎることもあります。

③危険
人の命を預かる仕事は、常に危険と隣り合わせになります。注射、点滴、麻酔、投薬などなど、常に気を引き締めて仕事をしなければなりません。そのため、現場では様々な困難に直面し、ハラハラしてしまう場面もあるでしょう。心労を溜め込まないよう気持ちをしっかりと持つことが大切です。

20代准看護師の平均年収・月収は?

地域や施設の規模によりお給料に差はありますが、准看護師の平均年収は350万円前後(賞与含む)、平均月収は25万円前後です。
正看護師の平均年収約450万(賞与含む)、平均月収30万円前後と比較すると額は下がります。
しかし、同年代の一般サラリーマンと比較すると、給与は高く設定されています。

夜勤手当や残業手当による違い

20代とは一口にいってもキャリアは人により異なります。
20代前半で個人病院から大規模な病院へ転職した准看護師さんは、基本給はほとんど変わらないものの、夜勤手当が1回7,000円から1万2,000円へ上がったそうです。そのため、月給が2万5,000円アップという結果に。

ボーナスによる違い

20代の正看護師の平均ボーナスは78万円、准看護師は64万円と、ボーナスの差は15万円です。
ボーナスの平均は月給の2~3倍ですので、勤続年数によって昇給すれば、もちろんボーナスの額も変動します。

20代で転職するメリット

看護師・准看護師の離職率は、就職後1年以内で約30%です。20代の転職は決してめずらしくありません。20代に転職するメリットといえば、まだ若いため新しい知識を学んだり、身につけることに柔軟に対応が出来るということが挙げられます。
そのほかには次のようなものがあります。

転職先が見つかりやすい

20代前半の准看護師は、一般的には採用されやすいといえます。若いのでこの先長く働いてくれると期待されますし、体力もあります。いろいろなことを吸収して新しいチャレンジもできる年齢ですので、教育する価値も十分と判断し、20代前半の准看護師を積極的に採用する医療機関も少なくありません。

職場に順応しやすい

長く働ける馬力があったり、キャリアアップを望むハングリー精神もあると判断されます。長く働ける若い看護師は知識や技術が身に付きますし、体力もあるため、活躍が期待されます。キャリアアップを望む看護師は学びたいという意欲がある為、様々な仕事を任せることで、得た経験を活かしキャリアアップできる可能性が高いのです。

20代で転職するデメリット

まだ経験の浅い20代のうちに、複数の職場を転々とする人もいるでしょう。合わない職場が続くこともありますが、できれば数年は一ヵ所でしっかりと仕事を身につけたいもの。
輝かしい可能性のある20代ですが、メリットもたくさんある一方、デメリットもあります。

前職での経験が活かしづらい

20代の転職となりますと、まだ経験や知識が十分でない場合があります。最良の策としては、スキルが身につくまでは一ヵ所で留まる…ということがベストですが、無理をして勤めていたら心身のバランスを崩しかねませんよね。

例えば、患者さん1人1人に寄り添って感謝される看護がしたいのに、現実は、先輩に厳しく叱られながら汚物処理をする私…そんな場面でギャップを感じる人もいます。そのほかにも、前述したように医師・正看護師、先輩など周囲からのいじめやパワハラなど、職場によって環境が苦痛に感じてしまうこともあります。

夢をもって看護学校を卒業したものの、実際に現場に入ってみると自分で想像していたイメージと違う…とギャップを感じる方も多いです。
大規模な病院で勤めている方は、中小病院やクリニックでの勤務を探すのも手です。人手が足りていない精神科病院の病棟での求人、透析クリニックなどは比較的、准看護師が多いと言えます。
また、

20代准看護師の転職に悩んだら、転職コンサルタントに相談しよう

転職の希望条件がある程度決まっていれば転職はスムーズに行うことが可能になります。しかし、希望条件が定まっていなくても、相談しながら転職活動を進めることは可能です。
看護師専門の転職サイトでは、「転職した方がいいのか」、「今の職場でがんばるべきか」というところから悩んでいる方も相談することができます。人によっては3ヶ月~6ヶ月ほどかけて転職を行いますので、転職について興味があったり相談したい場合でも利用した方がベストな転職をすることができます。