30代准看護師の転職事情

time 2017/02/24

30代准看護師の転職事情

30代准看護師の転職

30代の准看護師は、結婚や育児などライフスタイルに変化が起こったり、職場で責任ある立場を任されて上と下の板挟みになって悩んだりと、転職を考えるきっかけが増えてきます。
「30代の求人はあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、准看護師の年齢の割合を見てみると、30代以上は約78%となっており、30代は約31%。30代以下の若手は、准看護師では約25%に過ぎません。
転職市場では主戦力となる30代の需要は多いのです。今回は、30代准看護師の転職について掘り下げていきます。

30代准看護師が転職を考える原因は?

数ある職業のなかでも、看護師は転職の多い職業です。生涯同じ職場で働く人もいますが、複数回転職を経験している准看護師は少なくありません。その動機はポジティブなものからネガティブなものまでさまざま。それでは、具体的にどのような理由が挙げられるのでしょうか?

ワークライフバランスを重視したい

結婚や出産など、ライフイベントを経験することが多い30代。准看護師のなかでも非常勤だと夜勤などもありますから、妊娠・出産となるとどうしても続けることが難しくなってしまいます。
続けるにしても、出産前後は数ヶ月休むことは必ず必要になります。また、続けたくても保育所などの都合で続けられない場合もあります。そのため、夜勤のない仕事や、保育所が付属している医療施設への転職を希望する人は増えています。
准看護師は復帰が比較的簡単な職種のため、一度退職して再就職という道を選ぶ人も多くいます。

職場の人間関係や雰囲気になじめない

30代になっても人間関係で悩むことはあります。医師や上司、先輩からのいじめやパワハラ、やる気のない後輩への指導など、胃のキリキリするような思いをすることがあります。
准看護師は専門的な仕事ですし、一度失敗をすると人間関係のトラブルに発展することもあり、プレッシャーでストレスを抱えてしまうことも。
性格によっては、厳しい言葉を深く受けとめ過ぎてしまい、沈み込んでしまう場合もあるため、注意が必要です。思い詰めて心身を摩耗するまえに、転職を視野に入れることをおすすめします。

キャリアアップがしたい

30代は看護師のなかでも主戦力となる年齢です。このときに様々な経験を積むことで、准看護師としてのキャリアや能力をアップすることができます。
一ヵ所で勤め続けることに疑問を感じる准看護師も少なくなく、「専門性を深めたい」「責任がありやりがいのある職場に勤めたい」などの理由で、キャリア形成につなげたいと考える人も多いようです。
また、正看護師と同等の評価、キャリアアップできる職場に行きたいという理由もあり、正看護師の資格取得支援制度のある病院への転職も考えられます。

30代准看護師の平均年収・月収は?

30代前半の准看護師の平均年収は356万9940円で、月収は25万1980円です。
そして、30代後半の准看護師の平均年収は372万7900円、月収は26万2500円と15万円ほどアップしています。
20代前半の年収295万と比較すると、60万円以上収入が上がっていることになります。

夜勤手当や残業手当による違い

平均夜勤手当は、2交代制だと1万859円/回、3交代制だと5259円/回となっています。
夜勤専従の場合、平均日給2万9900円です。
また残業手当は法定労働時間(原則1週40時間、1日8時間)を超えて就労した場合、給与の25%増しの給与が支払われます。
そのほか、資格手当や育児手当などを含めると、さらなる月収のアップが見込めます。

ボーナスによる違い

30代前半の准看護師の平均ボーナス額は54万6180円、30代後半の准看護師の平均ボーナス額は57万7900円となっています。
30代後半の正看護師の平均ボーナス86万6980円と比較すると差はありますが、20代前半の34万8940円と比較すると大幅にアップしていることが分かります。

30代で転職するメリット

前述したように30代看護師は経験があり即戦力になるため、1番の売り手市場です。そのうえで、30代准看護師が転職するメリットはどんなことがあるのでしょうか。

ブランクのある准看護師が採用されやすい

30代の准看護師は、出産や育児のために一度離職した経験がある人が多く、30代後半で復帰するケースが多くあります。
ブランク明けであっても、数年の経験があればすぐに馴染める可能性が高いので、ブランクのある准看護師向けの研修を設けて、積極的に復帰を促している病院もあります。
また、まだまだ体力もあり長く勤務できる可能性のある30代は重宝される年代です。新たな職場に慣れるのは気を使うことも多いですが、経験値をもとに転職できるのは非常に大きなメリットです。

職場に順応しやすい

また、30代ならではのメリットといえば、高いコミュニケーション能力が挙げられます。
准看護師としてのスキルもあり、コミュニケーション能力も良好であるため、雇用側からすると患者さんへの対応を安心して任せることができます。そのため、若い看護師が多い職場で、あえて30代後半の看護師を採用することもあります。
仕事やプライベートでさまざまな経験をして、うまく相手に合わせて会話ができるようになります。看護師同士の連携はもちろん、患者さんとの会話でも大切なことです。

30代で転職するデメリット

メリットの多い30代の准看護師の転職ですが、なかにはデメリットとなることもあります。

人により能力の差が大きい

30代の看護師と一口に言っても、経験値や能力にはかなり個人差があります。
20代前半で准看護師になり継続して勤務した人や、30代前半で他業種から准看護師になった人、子育て等でブランクがある人などさまざまです。
経験値でいえば、急性期病棟や救急外来で勤務経験が豊富だったり、外来クリニックのみの経験が長い人、手術室しか経験がない人などです。
30代は即戦力が求められる世代なので、転職する准看護師自信が「自分にできること、できないこと」をしっかりアピールできることが求められます。

30代准看護師の転職に悩んだら、転職コンサルタントに相談しよう

転職の際、自分を良くアピールすることは大切ですが、大きく見せすぎてしまい、自分の実力以上のものを求められて苦しい思いをすることがあります。だからといって、ネガティブな転職の動機などをそのまま伝えることも得策ではありません。面接や履歴書の書き方など、転職で困ったときには、看護師専門の転職サイトの転職コンサルタントに相談することがおすすめ。転職のプロとして的確なアドバイスを受け取ることができます。1人で悩む前に、まずは相談してみましょう。