男性准看護師の転職事情

time 2016/11/02

男性准看護師の転職事情

男性准看護師の転職事情

准看護師で男性の方というとかなり限定されたイメージがあります。看護師、准看護師自体「女性の世界」という印象のとおり、まだまだ女性が圧倒的に多い職業、職場です。
しかし、年々男性の准看護師が活躍できるフィールドが拡大していて、女性の世界も変わりつつあるようです。
ここでは、特に男性で准看護師資格をお持ちの方に、その活躍の場がいかに広がりつつあるのかを紹介します。

全国にはどのくらいの男性准看護師が活躍している?

とはいえ、まだ男性准看護師の割合は低く、全国で約1.5万人ほどです。女性の准看護師が18万人いるのと比較すると非常に少ない印象です。
少ない理由は大きく分けると、1つ目に男性が准看護師課程を学べる場所が少ない(女性だけの看護学校や女子短大が多い)、2つ目にニーズがそもそも少なかった、3つ目に看護師は女性の世界というイメージで、男性が敬遠していた。以上が挙げられます。

男女雇用機会均等法などの施行後も、性別要件がなくなったにも関わらず、「男性の職場」になかなか女性が入っていけないことと逆になります。
しかし、男性が准看護師の世界に入れない状態であるということはなく、30代の准看護師は10%以上が男性です。

男性准看護師の転職理由【TOP3】

看護師という職業柄、どうしても女性がメインの職場になりがち。体力を使うハードな仕事ばかりを任せたり、同性の相談相手がおらず孤独感を感じたりと、人間関係も含めてその環境になじめるかどうかが1つのポイントになっているようです。

1.職場の人間関係が上手くいかないため

男性看護師に多い辞めたい理由として、女性看護師や医師との人間関係が原因になっていることも少なくありません。女性社会ということもあり、雑用や力仕事を任せられるのは当たり前、夜勤や残業は優先的にさせられる場合も多く、1人だけ標的にされることもあります。
女性看護師ばかりなので、陰口なども多く、同じ仕事をしていても、男性看護師だけ悪口を言われたり、怒られたりすることもあるようで、こういった理由から辞めたいという男性看護師も多いです。

2.力仕事や雑用を押し付けられることが多いため

役割分担で男性看護師によく求められる、力仕事や雑用。
一般的な病棟での力仕事の代表は、患者さんの体位変換や移乗でしょう。つまり、ベッドの上で姿勢を変えてあげたり、ベッド、車いす、診察台などの間で体を運んであげる、といったことです。

こういった場合、患者さんの体重がすこし重くなると、女性看護師は2人掛かりになってしまいます。病院側の人のやりくりの面からも、患者さんの安全にのためにも、力のある男性看護師に任せるという形になります。
雑用では電球の交換から、機器操作などを押し付けられることが多く、専門的な知識やスキルがいつまでたっても身につかないといったことがあります。

3.正看護師の資格を習得するため

男性ですと、家庭のために年収アップを目指して、正看護師の資格取得支援のある職場へ転職する人も少なくありません。
正看護師になると、より専門性の高い資格を取得することもできるようになります。専門看護師や認定看護師の資格を取る人もいますし、幅広い仕事ができるように救急救命士や認定IVR看護師、消化器官内視鏡技師などの資格をとる場合もあります。

いずれも簡単にとれる資格ではありませんが、この先も看護師として働いていくのであれば、とっておくと役に立つのは間違いありません。
また、正看護師になることで昇進の可能性も高くなりますので、キャリアアップのためにまず正看護師になろうという男性准看護師も多くいます。

男性准看護師が求められている診療科や職場とは?

まだまだ看護師の世界は女性社会です。しかし、「男性」であることが求められる職場もあるのです。以下の場所では、男性であることが武器になります。

精神科の仕事

精神科は暴れる患者さんを抑制したり、物を投げる患者さんをなだめたりと、女性よりも男性看護師のほうが活躍する場面が多くなります。
実際に精神科で働く看護師の3割以上が男性看護師というところも多く、今の職場に不満をもっているなら、男性看護師が多い精神科へ転職するのもおすすめです。

泌尿器科の仕事

泌尿器科はデリケートな部分の治療や看護にあたるため、女性よりも男性の方が向いているといわれています。
女性の場合はセクハラにあうことも多く、また患者さんに男性が多いので、男性看護師が重宝されるというわけです。
こういった点から、泌尿器科も男性看護師の転職先としてはおすすめです。

介護施設・訪問介護の仕事

高齢化社会の現在、介護施設・訪問介護の男性の活躍はとても期待されています。
介護の現場では、リハビリやお風呂の介助など生活面でサポートするため体力勝負のところがあります。
しかし介護施設に入所している方の多くは、高齢者です。高齢者の多くは慢性疾患や既往症のある方もいます。

例えば、糖尿病を患っている場合、インシュリン注射をしなくてはなりません。その他にも胃ろうケアも必要という場合もあります。
これらは医療行為となりますので、医師、看護師、家族に限られているため、介護職の人にはできません。この場合、医師の指示のもと的確に処置ができる、男性看護師が求められているのです。

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男性の場合、キャリアアップ思考が女性よりも強い場合が多いです。そのため、より高みを目指せる職場へ転職したいという気持ちもあるでしょう。看護師専門の転職サイトでは、登録をすると無料で専任の転職コンサルタントがつきますので、転職に関する様々な相談をすることができます。
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