准看護師として働くメリット・デメリットとは?

time 2016/11/22

准看護師として働くメリット・デメリットとは?

准看護師として働くメリット・デメリットとは?

看護師の資格には、正看護師と准看護師の2種類があります。
業務内容に関しては、准看護師は医師と正看護師からの指示に従って補佐的な業務を行うものであり、指示なく独自の判断で業務を行うことは許されていません。
とはいえ、基本業務にはあまり違いがなく、患者さんから見ても違いはわかりません。
しかしその待遇にはハッキリとした違いがあります。ここでは、准看護師のメリットとデメリットについてご紹介します。

准看護師として働く4つのメリット

准看護師は正看護師と比較されることが多く、マイナスイメージを持たれがちです。
しかし比較対象を正看護師から外してみれば、准看護師は決してデメリットの多い職業ではありません。
准看護師のメリットについて、詳しく掘り下げてみましょう。

1.一般的な仕事と比較すると収入が良く安定している

准看護師のお給料は正看護師に比べると低めですが、あくまでも正看護師と比較した場合で、他の仕事と比べれば高水準です。准看護師の平均年収は、同世代の一般企業に働く女性の平均年収を上回りますし、免許取得後、一ヵ所の職場で勤続年数を積み重ねれば、最終的に年収500万円以上を確保することも可能です。
それとは逆に、正看護師であっても職場を転々としていたら年収500万円以下で退職する場合もあります。

2.若手の准看護師が少ないため、30代・40代の転職のチャンスが大きい

准看護師の75%近くは40歳以上で、30代以下の若手は約25%に過ぎません。正看護師の場合、全体の50%以上が30代以下の若手であり、ほとんどが20代であることを考えると、いかに准看護師の年齢層が高いかがわかります。
時代の変化とともに岐路を迎えている准看護師ですが、実は、社会人になった30代~40代の方が准看護師の資格を取得するケースが増えているのです。
というのも、社会人にとっては、准看護師は正看護師よりも資格の取得までにかかる期間が短く、学費が安いからです。
つまり、准看護師は新しく資格をとって別の仕事に就きたい方にとっては、魅力的な仕事だといえます。

3.仕事とプライベートの両立を実現しやすい

准看護師の資格を取っていれば、正看護師のように出世を望めない代わりに、主婦にとっては嬉しい非常勤での勤務ができるようになります。午前中のみの勤務や週に何日かの勤務は、自分の都合で選ぶことができるため、家庭との両立が図りやすいというメリットがあります。
クリニックや診療所では、施設形態によってはコストを抑えるために准看護師を優先的に募集しているところもあります。
大きな病院と比べると、残業が少なくしっかり休憩も取ることができ、休日出勤などもほとんどありません。ハードワークにならず、自分の時間を大切にできるメリットがあります。

4.正看護師の資格取得を支援してくれる職場も多い

近年大きい病院では、准看護師が正看護師の資格を取得するための支援を積極的に行っているところも増えています。看護学校への進学を手助けするために奨学金制度を設けています。
准看護師としての経験が長い方は放送大学で単位を取得すれば、正看護師国家試験受験資格を取得できる制度もあります。こちらに関しても、国家試験受験前の勤務時間や実習期間のシフト変更など柔軟に対処してくれるところがたくさんあります。

奨学金制度のある病院のなかには正看護師資格取得後、お礼奉公として一定年数病院で働けば、借りた奨学金の返済が免除される場合もあります。在籍期間としてはだいたい3年から5年程度です。
奨学金の金額は各病院によって異なり、年額40万円~86万円です。貸与された奨学金は貸与された病院で一定期間勤務することで返済が免除されますが、勤務期間は貸与期間に応じて決まります。

准看護師として働く3つのデメリット

メリットも多い一方、デメリットがあるのも事実。下記では、准看護師が働くうえでのデメリットをご紹介します。

1.正看護師と比較すると年収・時給が低い

日本看護協会が公表している統計データによると、准看護師の月々の給料は28万円、ボーナス68万円、年収407万円あまりとなっています。
一方、正看護師になると月々の給料で33万円、ボーナス83万円、年収475万円と准看護師のはるか上の数値を示しています。
その差は、月で見れば5万円ほどですが、年で見ると、67万円以上になります。
仮に20年間勤務した場合は、何と1,300万円以上もの差が出てしまうのです。

しかし、実際の業務にはあまり差がありません。
給与水準が正看護師と比較して低いことが、准看護師最大のデメリットです。
正看護師であれば管理職に就くこともできますので、さらに給料をアップさせることも可能です。
こうした待遇の違いから、正看護師を目指す准看護師の方も増えています。

2.看護師としてのキャリアが限られている

収入以外の待遇にも差があり、やはり正看護師の方が地位が高い場合が多いです。
「看護部長」や「○○主任」といった役職は正看護師、准看護師双方いる場合は、ほとんどの場合に正看護師が独占しています。
同じ能力の人がいれば、やはり正看護師の方が上の役職に就くことがほとんどです。
准看護師の人が正看護師を含めて上に立って束ねるというのは、よほどの能力や人望がある場合に限られているのが現実です。

また、キャリアアップに役立つ助産師や保健師、専門看護師、認定看護師などの専門資格をとるためには正看護師の免許が必要です。
そのため、准看護師の方で専門資格を増やしたい方は、まず正看護師の免許を取得する必要があります。

3.国立病院や公立病院など、公的な医療機関で採用されづらいことがある

准看護師の約40%が病院、約30%が診療所やクリニック、約22%が介護施設などで働いているのに対し、
正看護師の勤務先は、約70%が病院と断トツに多く、約15%が診療所やクリニック、約10%が介護施設で働いています。(※厚生労働省調べ)
大学院、大学病院などでは正看護師の方が採用が圧倒的に多く、准看護師の採用はかなり限られているというのが現状です。

これは、より確かな知識をもっている正看護師多少高い給与を支払ってでも採用して、業務にあたらせたいという病院側の考えもあるようです。
正看護師の勤務先に病院が多い理由としては、大学病院や総合病院などが積極的に新卒の「正看護師」を採用しているからです。
また、一部の大学病院では、准看護師の新規募集をしていないこともあるそうで、病院勤務に関しては正看護師が有利という状態は続いています。

准看護師の転職に迷ったら、看護師専門の転職コンサルタントに相談を!

准看護師として働くうえで、お給料や福利厚生などはその医療施設によって異なります。より好条件の職場で働きたい!という場合には、転職を視野に入れてみるのも良いでしょう。看護師専門の求人サイトは、医療求人に特化しているのでお目当ての案件も探しやすいです。

専任コンサルタントに相談すれば、正看護師の資格支援を行っている職場なども教えてくれます。また、資格の勉強や育児などで短期・短時間でお仕事を探す場合、派遣・アルバイトという働き方もあります。その場合には、Nursy派遣で情報収集するのもおすすめです。