准看護師の年収や時給の相場は?

time 2016/11/16

准看護師の年収や時給の相場は?

准看護師の年収や時給の相場は?

正看護師と比較されがちな准看護師のお給料ですが、他職種と比べ好待遇な求人はたくさんあります。
雇用形態や施設、地域により、収入・待遇が異なるため、自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができるのがメリットです。
今回はさまざまな働き方がある准看護師の、年収や時給について掘り下げていきます。

雇用形態別の准看護師の年収・時給の相場

1.正社員の年収

准看護師が常勤正社員になった場合、平均月収は28万円です。
月収から見込める平均年収は、ボーナス込で考えると、402万円という結果になっています。
過去10年間でさかのぼってみても、平均して400万円前後の収入は得られるようです。
給料は男女でも差があり、男性の准看護師の場合は427万円と高め。女性の准看護師は400万円なので、男性に比べると低めです。
一方、一般企業に勤める女性の年収は250万円と、准看護師の方が非常に高い給与を得られることが分かります。

常勤正社員での看護師は、責任ある業務を行うことになるので、肉体的・精神的な負担が大きくなりますが、看護師としてのスキルアップが望めます。
正社員の場合、給料はパート・アルバイトに比べ金銭面も多く、保険・年金といった保障もしっかりしています。
また、ボーナスがあることも大きな魅力です。評価に応じて定期的に昇給もあります。
産休・育休・有給などが取得できることや、勤続年数に応じて退職金の支給もあり、金銭面において安定しているので将来設計なども立てやすいといえます。
しかし、常勤看護師は責任のある立場から欠勤ができない状況や、残業・急な要件の対応なども求められるので、時間内に終われない場合や、休みがとりづらいこともあるため、注意が必要です。

2.派遣社員の時給

派遣社員の准看護師は、パートやアルバイトより時給水準がやや高めになっています。
例えば同じ職場でも、パートやアルバイトが時給1,500円程度なのに対し、派遣社員は1,700円や1,800円と、200~300円ほど違いが出てくることもあります。
派遣社員の平均的な時給は、全国平均の1,800円に近いと言えるでしょう。
派遣も時給制のため、パートやアルバイトと変わらないと思う人もいるかもしれません。しかし決定的に違うのは労働契約です。

パートは雇用先(病院など)と直接契約します。一方で派遣の場合は、契約しているのは派遣会社です。
派遣会社との契約と実際の現場での業務にイメージギャップがあった場合、派遣会社にその旨を訴えることができます。派遣会社というクッションを介入することができるので、労働条件的に「泣き寝入り」することは減ります。
パートと比べて仕事に対する責任の範囲が広く、仕事内容も正社員に準ずることがあり、時間や休日の自由度もパートに比べやや劣ります。
しかし、長期雇用が前提なら社会保険への加入できる大きなメリットがあります。社会保険を利用したい方や雇用の安定性を求めるのであれば、派遣社員の求人も一度考慮してみましょう。

3.アルバイト・パートの時給

パート看護師とアルバイト看護師は、どちらもほとんど違いが見られません。
一般的なパートはアルバイトと比べると時給は総じて高めで、求人によっては他業種の2倍以上になっています。
場所にもよりますが、アルバイト・パート共に時給2,000円・2,500円といった高額で募集されている例もあります。しかし、平均すると1,500円程度に落ち着きます。
パートとアルバイトの大きな違いは、雇用形態と待遇の2つといえます。保険や各種控除など、待遇面では大きな違いが出てくるので注意が必要です。ライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。

アルバイト・パートでは週2日~3日、数時間といった勤務も可能です。
仕事に拘束される時間や日数が少ないため、自分や家庭の時間が確保できる働き方になります。
勤務時間や就労形態によっては、雇用保険や健康保険に加入できる場合もありますが、保障や福利厚生など正社員とは差があります。
働く病院の規模や業務内容、看護師としてのキャリアにより時給も違ってきます。
また、時給計算なので、勤務日数が少ないと給与額も低くなります。病気や急な要件などで休みが多くなると金額も少なくなり、常勤に比べ安定した収入が得られないともいえます。
平均的なアルバイト・パートの月給はおよそ22万円程度です。働く地域や病院によって差がありますが、大体このぐらいが相場と考えられます。

地域別の准看護師の時給の相場

1.首都圏の時給

首都圏でアルバイトをした時の時給は平均すると1,200円~1,300円というところが多いです。なかには時給1,000円という職場もあるので、職場を選ぶ際には真剣に比較して検討する必要があります。

最も時給が高いのは都心部です。東京都心部の時給は違いが顕著です。
最も高額な求人では時給が4,000円以上、低いところでは900円程度というように差が激しく、勤務先や施設の規模による違いが明確に表れています。
ただし、全体的には時給2,000円前後の求人が最も多くなっており、都内の都心部の平均をとるとこの金額に落ち着くでしょう。

2.大都市圏の時給

東京や大阪などの大都市圏の時給は、「1.首都圏の時給」でも紹介したように職場により差があります。
東京の時給は都心部で最高が4,000円台、最低時給は1,000円を下回っています。
都市へ行くと少し時給は下がり、高くとも3,500円程度になります。
大阪の場合、こちらは東京と似ており、高額な求人では時給4,000円台です。
しかし最低時給は東京よりも高めで、1,300~1,400円台が最低ラインになっています。
ただし、例外的に各地域の最低賃金を採用している職場もありますので注意が必要です。

3.その他地方の時給

地方の場合は場所により大きな違いがあります。
例えば、四国では時給が高くとも2,000円程度、九州・東海・北海道の札幌などでは3,000円台という求人もあります。
最低ラインはどの地方も似たような傾向で、逆に1,000円を下回る求人はほとんど見られません。
全国を見渡すと中国・四国が最も安く、関西・東北エリアが高くなっています。

准看護師にも昇給や昇進のチャンスはある?

人事院の調査によると、20~24歳時点での正看護師と准看護師の平均月給の差は、およそ6万円。44~48歳ではその差が約7万円以上にまで広がり、年間約88万円もの差がついています。
准看護師が昇給、昇進を目指す方法として、もっとも有効なのが転職です。転職先を選ぶ際にまずチェックしたいのが「准看護師が多く働いているか」という点。
それなりに多くの准看護師が働いている職場では、准看護師と正看護師の役割がしっかり区別されており、准看護師に正看護師ほどの業務量を課さない所が多く、働きやすいといえます。

また、准看護師の割合が多い職場においては、准看護師が主任など重要なポストに就ける可能性もゼロではありません。昇格による給与アップも夢ではないかもしれません。
とはいえ、准看護師は正看護師に比べると、やはり役職に就きづらいのが現実です。
本気でキャリアアップ・給与アップを望むのなら、正看護師の資格取得も視野に入れてみるのも良いかもしれません。

正看護師と准看護師にはどのくらいの年収・時給の差がある?

正看護師の平均月収は、33万円です。年間賞与の平均が84万円なので、年収は471万円になります。
都会の場合だと時給は、2,000円前後を見込めます。
准看護師の平均年収、402万円と比較すると69万円もの開きがあります。
また、准看護師の時給の平均は1,500円前後となっていますので、ここでも500円の差があります。
20歳から60歳まで勤務した場合、准看護師と正看護師の賃金格差は生涯で4,000万円とも言われています。

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